令和5年度 現場見学会(令和5年11月ころの予定)
令和5年度現場見学会はただいま計画中です。詳細が決まり次第お知らせいたします。会員の皆様のご参加をお待ちしております。
土木鋼構造物に関する技術向上のための学術研究・情報交換・人的交流を目的とした産学の研究会です
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令和5年度現場見学会はただいま計画中です。詳細が決まり次第お知らせいたします。会員の皆様のご参加をお待ちしております。
令和5年度総会および基調講演会を7月14日(金)に開催しました。総会では令和4年度事業報告および決算・監査報告、令和5年度事業計画および予算について審議し可決されました。基調講演会では、山口県土木建築部長の片山克浩氏に山口県の土木建築行政について、また徳山工業高等専門学校土木建築工学科助教の山根達郎氏にインフラメンテナンスにおけるAIの活用と展望と題してご講演をいただきました。
(1)令和5年度総会
日時 令和5年7月14日(金) 14時00分~14時20分
会場 常盤工業会館:2階会議室(山口県宇部市東梶返1−10−8)
(2)基調講演(CPD認証番号JSCE23-0798)
日時 令和5年7月14日(金) 14時30分~16時30分
会場 常盤工業会館:2階会議室(山口県宇部市東梶返1−10−8)
講師:片山克浩氏(山口県土木建築部 部長)
講演題目:山口県の土木建築行政の推進について
講師:山根達郎氏(徳山工業高等専門学校土木建築工学科 助教)
講演題目:インフラメンテナンスにおけるAIの活用と展望
参加人数:60名
(3)懇親会
日時 令和5年7月14日(金) 18時00分~20時00分
会場 居酒屋おんじょ
参加費 4,000円
<基調講演会での主な質疑応答>
●講演1.山口県の土木建築行政の推進について(片山氏)
Q:この度の災害対応(6月30日~7月1日に山口県を襲った記録的な大雨災害)にあたり、山口県の施策におかれましても発注の平準化や災害対応優先とした通常業務の工期延伸など柔軟な対応をお願いします。
A:発注の平準化についてはゼロ県債等を活用した予算配分や適正な工期設定に取り組んでいるところです。また、非常時における通常業務の工期等に関する措置については県としてもすみやかに対応できるよう検討を進めています。
Q:ASP形式の情報共有システムは工事成績評定ではすでに加点対象となっていますが、業務委託においても加点対象となるでしょうか。
A:現時点では加点対象としておりません。まずはこのシステムの普及が大切と考えております。
Q:災害対応においても情報共有システムの活用を進めていかれますか。
A:災害への迅速な対応にはまず情報の共有が重要ですのでどのような仕組みで活用していくか検討しているところです。
●講演2.インフラメンテナンスにおけるAIの活用と展望(山根氏)
Q:AIを扱うにはどのようなスキルが必要でしょうか。
A:私のイメージでは個人が特別なスキルを持つというよりも自分の得意なものを持ち寄り協力しながら取り組むべきものと思っています。
Q:この先研究が進めば、構造物自らが劣化状況を教えてくれるようになることも考えられますがいかがですか。
A:センシングを組み込めば将来的には可能かもしれませんが、すぐには難しいとは思います。
Q:今後の研究の対象や方向性についてお聞かせいただけませんか。
A:これまでは求められる精度をAIを用いていかに満足するかということを主眼に研究を行ってきましたが、これからは人間とAI、それぞれが得意とする分野を認識・定義し、生かすことによって、より高度な意思決定支援システムや基準類の作成を行っていきたいと考えています。
Q:写真の言語化についてはどうでしょうか。
A:7割程度かなと思います。写真個々について精度を向上させるより、多くの写真を解析することによって運用面から精度の向上を図ることができると思います。
Q:AIの判断とは別に、人間(技術者)の判断を入れないといけない部分はどのような分野になりますか。
A:AIはスクリーニングなど予備的に使用し、その先の最終的な決断はやはり人間が行わなければならないと思います。
Q:AIを活用、普及させるためにはコスト面の問題もあると思いますが、たとえば中小企業クラスでもできるものでしょうか。
A:学習データの作成に多くの時間を要するためひとつの企業が行うことは難しいと思います。普及のためには学習データの公開と共有が重要です。
Q:おすすめのChatGPTがありますか。
A:有料版の方が優れています。無料版も頻繁にアップデートされているので、その差は縮まって来るかもしれません。
Q:劣化の現象・要因は時間的・空間的に入り組んだ複雑なものですが、それを読み解く糸口となるAI的な発想や着想があれば教えてください。
A:グラフニューラルネットワークなど近年注目される手法があるのでそのような新しい考え方、技術は取り入れていくことができると思います。
Q:シンギュラリティについてどうお考えですか。
A:何とも言えませんが、もしあるとしたならそれはそれで面白い世界が待っているような気がします。
※シンギュラリティ…技術的特異点。AIが人間の知能を超える転換点
令和4年度技術交流会を「山口から考える、土木構造物の未来と防災2023」をテーマに開催しました。今回は、本会の目的である「技術者の相互研鑽と知識・技術の向上」という原点に立ち返り、いま我々は何に向かって何をすべきか、4人の若手講師にご登壇いただき、地域社会における土木鋼構造物のあり方や技術者として目指すべき方向、足元の課題について活発な質疑応答、議論を通して考えました。
<技術交流会>
日時:令和5年1月27日(金)14:00~17:00
場所:山口大学常盤工業会館(山口県宇部市東梶返1-10-8)
テーマ:山口から考える、土木構造物の未来と防災2023
14:00~14:45 講演1 宇部工業の歴史と防災技術(45分)
講師:宇部工業(株)鉄工事業部鉄建部営業課長 山下強志氏
14:45~15:30 講演2 GISを活用した防災教育への取組(45分)
講師:宇部興産コンサルタント(株)営業部企画室長 弘中淳一氏
(一般社団法人やまぐちGISひろば理事)
15:30~16:15 講演3 労働者の安全を守りたい
~作業環境測定で地域に貢献~(45分)
講師:中国水工(株)環境部主任 佐内慎太郎氏
16:15~17:00 講演4 私が診た橋梁点検(45分)
講師:サンヨーコンサルタント(株)第一設計部技師 藤井理佳子氏
参加人数:35名
<意見交換会>
日時:令和5年1月27日(金)18:00~20:00
場所:宇部新川駅付近会場
参加人数:12名
<おもな質疑応答>
●講演1.宇部工業の歴史と防災技術
Q:水中の可動部分はシーリング等に工夫されたのでは。
A:紹介した動画は見学会の様子です。見学会なので水密性にはかなり気を使っています。実際は、津波から避難する時間を稼ぐ事ができれば良いので、多少の水漏れは許容されると思っています。
Q:点検時の動作確認はどのように行うのですか。
A:強制的に起立させる装置を設けることができますが高額となります。点検は容易に行えるので、そのような装置を設けない選択もあると思います。
Q:仮設や運搬はどのようになりますか。
A:規模的に地元の鉄工所で製作し現場で組み立てる事になると思います。陸上輸送となりますのでトラックに積める大きさで製作します。組み立てにはその大きさに見合うクレーンを使用します。
Q:苦労された点とその対応を教えてください。
A:普段は扉が下がった状態なので扉の上を車両が通行します。その時にガタ付きがあると、部品にズレや削れが生じることがあります。そのため、扉が当たる床版にはミリ単位の打設精度が求められ、非常に困難です。現在は扉との接触面に硬化する粘土を敷き詰めて隙間をなくすなど工夫を積み重ねながら対応していますが、まだまだ改善の余地があると思っています。
●講演2.GISを活用した防災教育への取組
Q:学校での防災教育の他に自治会への働きかけはありますか。
A:今回の事業は様々な人が参加しています。学校と地域の両面に活動を広げたいと思っています。そのためには、操作をなるべく簡単にして広い世代に使っていただきたいし、細やかなサポートが大切と考えています。
Q:防災教育における工夫点を教えていただきたい。
A:まずは興味を持ってもらうことだと思います。子供たちの身近なところ、学校や自宅の近辺を題材にすると非常に食いつきが良かったです。また、操作を簡単にしたり、漢字にフリガナをふるなど、子供に寄り添う工夫が必要と感じています。
Q:個人でGISを利用してみたいのですが、GISソフトはどうすればよいですか。
A:無償で使用できるソフトがあります。例えばQJISがあります。
データについても、官庁や自治体からデータが公開されています。「山口県オープンデータカタログサイト」というサイトがあり、そこでは県及び県内自治体のデータが公開されており自由に入手することができます。
●講演3.労働者の安全を守りたい~作業環境測定で地域に貢献~
Q:塗膜調査における採取作業の注意点があれば教えていただきたい。
A:鉛が含有されているケースがあるので、剥離方法は湿式が良いと思います。
●講演4.私が診た橋梁点検
Q:今後の目標を教えてください。
A:将来のことになると思いますが、橋梁の新設に携わりたいです。
Q:点検作業中に意外に思ったことがあれば教えてください。
A:初めの頃のことですが、鋼橋の側面の孔をハンマーで叩いた時に水が飛び出してきたことが印象に残っています。
Q:点検作業で苦労されたことを教えて下さい。
A:土砂の堆積が多いところがあり、土砂を撤去しながら1日に4橋ほど点検して回るのは大変でした。また、コンクリート表面の浮きは叩き落としますが、どこまでやればいいのか悩みました。
講演1 山口県の建設DXの取り組みについて
山口県土木建築部 技術管理課 河原和俊氏
講演2 日本橋梁建設協会のDXの取り組み ~いまなぜDXか~
(一社)日本橋梁建設協会 DX推進特別小委員会
株式会社巴コーポレーション 中嶋浩之氏
建設業の生産性向上対策の切り札として注目される建設DXについて、発注者と施工者の立場から貴重なご講演をいただきました。なお、基調講演は土木学会継続教育(CPD)プログラムとして認定されています
<懇親会>
令和元年度現場見学会を開催しました。本会法人会員でもあります(有)アイエムジー様との共同企画により、愛媛県今治市にて「橋梁メンテナンス講演会」に参加し、翌日はしまなみ海道橋梁群(主として来島海峡大橋)を訪ね、当時建設に携わった木元氏、福本氏から工事の苦労話や技術的なポイントなどについて説明をいただきました。
また、本州四国連絡高速道路(株)しまなみ今治管理センター(竹内政彦所長)を訪問し、建設時における先輩技術者の維持管理に対する配慮や思い入れ、世界的に有名になったサイクリングロードを通じたインフラと文化の融合、観光産業との関係など、興味深いお話を伺うことができました。
日時:令和元年11月7日(木)、8日(金)
場所:7日 今治地域地場産業振興センター、今治国際ホテル(愛媛県今治市)
8日 しまなみ海橋梁群(愛媛県今治市~広島県尾道市)
<1日目>
橋梁メンテナンス講演会 14:00~16:40
(今治地域地場産業振興センター 2F大会議室)
講演1:技術的助言を踏まえた岐阜県の取り組み
岐阜大学 情報連携統括本部 副本部長兼CIO補佐 教授 村上茂之氏
講演2:耐候性橋梁の維持管理のポイント
山口大学大学院 創成科学研究科 教授 麻生稔彦氏
懇親会 17:30~19:00
(今治国際ホテル 22F)
<2日目>
しまなみ海道橋梁群現地見学会 9:30~12:00
案内:(有)アイエムジー 木元様、菊川様
(株)三建調査設計 福本様(元本州四国連絡橋公団)
講演1 腐食した鋼構造物のメンテナンスを考える
広島大学大学院 工学研究科 特任教授 藤井堅氏
講演2 地方都市における交通政策の動向
山口大学大学院 創成科学研究科 教授 榊原弘之氏
本年7月に発生した西日本豪雨災害によって広島市の北部、三篠川沿線の橋梁群の多くが流失または橋脚の沈下などにより通行不能となっています。今回は、JR西日本様、広成建設(株)様のご理解とご協力により、それら被災橋梁の現状を視察し、インフラ防災について考えました。
日時 | 平成30年11月28日(水) 10時30分~15時30分 |
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場所 | 広島県広島市安佐北区 |
見学内容 | 三篠川沿線の被災橋梁 |
対象橋梁 |
三篠川第一橋梁(6径間鋼単純鈑桁橋)
柳瀬橋(鋼人道吊橋)
安駄橋(鋼単純鈑桁、RC桁橋)他
|
実施要領
(1)移動(サンデン観光バス)
07:30宇部市請川公園→08:00新山口駅→10:30現地
15:30現地→18:00新山口駅→18:30宇部市請川公園
(2)服装
汚れてもいい服、ヘルメット、長靴、天候次応じて雨具、防寒着
(3)参加人員
29名
(4)参加費
無料(会員が対象です)
平成30年度総会を開催しました。土木鋼構造研究会は本年度で4年目を迎えました。平成29年度の活動報告、平成30年度の計画等について審議いただいたあと、各界より講師をお招きし、ホットなテーマについて基調講演会を開催しました。また、本年度から山口大学と徳山高専に在学する学生会員と、山口県や宇部市をはじめとする地元自治体のみなさんも聴講いただけるようになりました。次代を担う若手技術者の育成や、発注者・受注者それぞれの立場から地域の土木鋼構造物、インフラについて考える場として活動を継続・発展させていきたいと考えています。
日時 | 平成30年6月29日(金) 14時~19時 |
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場所 | 山口大学常盤工業会館 |
日程 |
総会
14時00分~14時30分
基調講演
14時30分~16時30分
講師
井口 進氏(横河ブリッジホールディングス 総合研究所)講演題目
鋼橋の防食~構造面からの取り組み~講師
有井賢次氏(長大 広島支社)講演題目
道路橋示方書改訂の概要参加人数
61名意見交換会
17時~19時
参加人数
25名 |
日時 | 平成30年2月27日(火)14時~19時 |
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場所 | 常盤工業会館 2階会議室 |
日程 |
第1部 技術交流会
14時~17時30分
テーマ
地域インフラの維持管理講師
中村 聖三氏長崎大学大学院工学研究科システム科学部門 教授 講演題目
長崎における橋梁維持管理への取り組み講師
村上 守氏宇部市都市整備部道路河川管理課 課長 講演題目
宇部市における道路施設の老朽化対策について講師
池末 二朗氏株式会社宇部セントラルコンサルタント 代表取締役 講演題目
構造物の変状に関する話題提供~アルカリシリカ反応(ASR)を中心に~パネルディスカッション
コーディネーター 山口大学大学院 パネラー
中村 聖三氏長崎大学大学院 村上 守氏 宇部市都市整備部 池末 二朗氏 宇部セントラルコンサルタント 海田 辰将氏 徳山工業高等専門学校 住居 孝紀氏 トキワシビルテクノ技術士事務所 参加者
37名第2部 意見交換会
17時30分~19時
内容
参加者によるフリーディスカッション参加者
23名 |
Q:長崎県では、行政、大学ともに早くからメンテナンスの仕組みに取り組まれていますが、その背景には何があるのですか?
A:中村氏(長崎大学)
長崎県は地理的要因から規模の大きい橋梁がたくさんあります。その建設当時のスピリッツが受け継がれていて橋梁構造物に思い入れのある方が多かったからと思います。
Q:PC中空床版橋の事例紹介においてASRが疑われる一方、DEFの可能性がでてきたとありましたが、補修方法はどのような提案をされたのでしょうか?
A:池末氏(宇部セントラルコンサルタント)
事業の都合で原因究明まで至らなかったため、残念ながら補修設計への展開はできませんでした。
Q:ASRと比較してDEFの進行性や症状に違いがあるのでしょうか?
A:池末氏(宇部セントラルコンサルタント)
DEFについても進行性はありますが、進行期間などASRと比べてどうなのかは分かっていません。エトリンカイトも時間をかけて生成されるもので、それによりコンクリートが膨張してひび割れが生じると理解しています。
Q:住居顧問に本日の感想あるいはコメントをいただけますでしょうか
A:住居氏(トキワシビルテクノ技術士事務所)
維持管理に関し技術継承と言う面では、技術者として過去に携わってきたデータを残しておくという仕事も、先輩としては大切なことではないかと感じています。
Q:海田先生にお聞きします。周南市で取り組まれておられます活動の状況と課題あればお聞かせください。
A:海田氏(徳山工業高等専門学校)
周南市で「しゅうニャン橋守隊」の活動を行っております。産官学の連携に加え「民」である地域住民の皆さんを巻き込んでの活動です。簡単な点検や補修体験を通じて道路資産、橋梁資産の大切さに対する意識を高めていこうというものです。道路や橋の維持管理に対する地域住民の合意が得やすい形での広報PRも必要ではないかと思っています。
また、市職員の異動に関する悩みと同じように、橋守隊のメンバーの入れ替わりをどう上手く回して行くのかが課題となっています。
Q:長崎県における橋梁個別の管理マニュアルについて、充実しているからこその盲目的な使われ方、技術者の判断や思考を妨げるといった危惧についてどのようにお考えでしょうか?
A:中村氏(長崎大学)
確かにルーティン化により異常を見逃すリスクはありますが、点検する方には橋全体を見るようにお伝えしています。また、出てきた結果につきましては、県の維持管理委員会のメンバー全員で判断していますので問題はないと思っています。
Q:点検マニュアルや基準書は、要点を押さえる意味で市町にとって有用なものではないでしょうか?
A:村上氏(宇部市)
現在は国や県の基準に準じて管理を行っていますが、市町に多い小規模な橋を対象にした管理マニュアルや基準書があってもよいのではないかと思っています。今後はマニュアルや基準書の整備も進めていきたいと考えています。
Q:ASRの事例紹介におきまして、試験項目や数量は新たに提案されたものでしょうか?
A:池末氏(宇部セントラルコンサルタント)
そうです。当初仕様を現地特性と照らし合わせ、あらためて提案を行いました。
Q:維持管理に関する市町の問題として、カネ・ヒト・技術の不足が言われますが、宇部市特有の課題がありましょうか?
A:村上氏(宇部市)
特有かどうかわかりませんが、やはり橋梁のデーターが十分に残っていないところが問題です。
Q:施設の管理者として、期待残存余命についてお考えがありますか?
A:村上氏(宇部市)
人口減少を背景とすればすべての橋梁を維持していくことは困難であり、取捨選択を明確にしていかなければならないと思っています。その際は、地域住民への説明責任と合意形成が課題となると考えています。
県道岩国大竹線御庄川橋(仮称)橋りょう整備工事(鋼2径間連続非合成鈑桁)と平瀬ダム建設工事(重力式コンクリートダム)の現場見学会が開催されました。
いずれの現場も発注者である山口県様、施工JV様の全面的なご協力により、事業の概要や工事の内容、技術的な特徴などについて説明をうかがい、有意義な見学会となりました。
日時 | 平成29年11月16日(木) 10時~16時 |
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場所 | 御庄川橋、平瀬ダム工事現場(山口県岩国市) |
見学内容 | 鋼橋、ダムの建設工事 |
日程 |
第1部 御庄川橋(仮称)橋りょう整備工事
10時00分~12時00分
説明
山口県岩国土木建築事務所様宇部興産機械株式会社様 見学内容
鋼2径間連続非合成鈑桁橋の架設状況について第2部 平瀬ダム
14時00分~16時00分
説明
山口県錦川総合開発事務所様清水建設・五洋建設・井森工業・ナルキJV様 豊国工業・新光産業JV様 見学内容
重力式コンクリートダムの建設状況について(骨材ビン、コンクリート試験室、バッチャープラント、利水放流バルブ、選択取水設備、コンジット設備、オリフィス設備)参加者
32名 |
工事概要
(1)御庄川橋(仮称)
鋼2径間連続非合成鈑桁(橋長84m、全幅11m)、鋼2径間連続非合成箱桁(橋長136m、全幅11~12.9m)。山陽道岩国IC、山陽新幹線新岩国駅、岩国錦帯橋空港へのアクセス改善、市街地における渋滞緩和を目的に整備されています。
(2)平瀬ダム
堤高73m、堤頂長300m、堤体積34万立方m、総貯水容量2950万立方m。錦川の治水対策、既得用水の取水安定化、河川維持流量の確保、放流水を利用した発電等を目的に建設されています。
日時 | 平成29年6月30日(金)14時~19時 |
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場所 | 山口大学常盤工業会館 |
日程 |
総会
14時00分~14時20分
基調講演
14時30分~16時30分
講師
樋野 義周 氏国土交通省 山口河川国道事務所 副所長 講演題目
道路保全を取り巻く動き講師
小山 諒子 氏徳山工業高等専門学校 環境建設工学専攻 講演題目
しゅうニャン橋守隊による猫の手メンテナンス活動(第1回インフラメンテナンス大賞「国土交通大臣賞」)参加者
62名懇親会
17時~19時
参加者
25名 |
基調講演での質疑内容
(1)道路保全に関する取り組み(講師:樋野義周氏)日時 | 平成29年2月24日(金)14時~19時 |
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場所 | 常盤工業会館 2階会議室 |
日程 |
第1部 技術交流会
14時~17時
テーマ
土木鋼構造物の設計と現実講師
津田 秀典氏常盤地下工業株式会社 講演題目
地すべり鋼管杭の変位に関わる予測と現実の乖離講師
桑名 弘暁氏宇部興産機械株式会社 講演題目
橋梁工事における失敗事例講師
有井 賢次氏株式会社長大 講演題目
長大橋・特殊橋における点検・補修設計と施工パネルディスカッション
地域社会における身近な鋼構造物の設計・計画と現場・現物・現実
コーディネーター 山口大学大学院 パネラー
海田 辰将氏徳山工業高等専門学校 津田 秀典氏 常盤地下工業株式会社 桑名 弘暁氏 宇部興産機械株式会社 有井 賢次氏 株式会社長大 参加者
46名第2部 意見交換会
17時30分~19時
内容
参加者によるフリーディスカッション参加者
32名 |
まず、麻生会長から内閣府によるSIP(戦略的イノベーション創造プログラム、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクト)ついて紹介されたあと、それぞれの話題について聴講者も参加したディスカッションが行われました。
1.地すべり鋼管杭の変位に関わる予測と実測の乖離(津田講師)
Q:くさび杭と抑え杭の打つ位置のポイントは?
A:抵抗力を末端から積み上げていくと、抑止力より抵抗力が大となるところが表れる。そのような範囲の杭はくさび杭として機能し、それ以外の抵抗力の無い箇所は抑え杭として設計する
Q:くさび杭を打った結果、すべり面が変わったのはなぜ?
A:ひとつの解釈として、当初は「すべり面」で動いていたのが、杭を打つことで「すべりゾーン(帯)」として動くようになったと思われる
Q:設計当初のくさび杭と異なり抑え杭のような挙動をしていたということだが、応力的には問題はないか?
A:鋼管杭の耐力としては余裕があり応力的には問題ないと考えている
2.橋梁工事における失敗事例(桑名講師)
Q:支承アンカーの箱抜き位置について、下部工への影響を考えて変更することはよくあるのか。
A:基本的に鉄筋を切断しないように位置を調整する。必要に応じて支承本体を変更する場合もある
Q:排水管が検査路のブラケットと干渉する場合、ブラケット位置はどう修正するか?
A:標準設計のスパン長さを超えない範囲で変更する。やむを得ずスパンが長くなる場合は、応力計算を実施して変更している
3.長大橋・特殊橋における点検・補修設計と施工(有井講師)
Q:点検者から見た設計への留意点は何か?
A:いろいろあるが、水回りは特に重要。計画通りには排水されていない状況がしばしば見られる。点検のしやすさについても、その場をイメージしながら配慮していただきたい
Q:ケーブル点検ロボットについて、ケーブルの太さが異なる場合の対応は?
A:対応可能だが案件に応じてハード的に改良することもある
Q:ドローンを使用した点検の現状は?
A:飛行に関する規制が出来たことと、発注者としては事故に対しての不安があり、許可がいただけないことが多い。
Q:点検チェックリストの活かし方は?
A:定点観測により経年の変化が捉えられるようにしている。また、評価においても個人差を極力なくす目的もある
Q:点検に関する新技術について紹介していただきたい
A:NETISには多くの点検技術が登録されている。今回の点検ロボットは実用域に達した新技術として紹介した
Q:下げ振りを利用した点検について詳細がお聞きしたい
A:吊り橋のケーブルを束ねた基点のスプレーバンドは、通常コンクリート製の大きな台に載っている。今回紹介した鋼製の支柱はコスト縮減のための特殊事例で、新たな試みである。ケーブル応力による支柱の異常変位や変位量の変化などをチェックするために下げ振りを利用している
Q:発注仕様書において点検仕様が明確でない場合、金額面で差が大きくなるケースがあると思うが、その対応はどうされているのか
A:維持管理計画書が定まっていない特殊な橋梁や規模の大きな橋梁の場合は、事前に点検方法から提案する
日時 | 平成28年11月11日(金) 10時~15時 |
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場所 | 若戸大橋補修工事現場(福岡県北九州市) |
見学内容 | 補剛桁鋼床版の連続化工事 |
日程 |
第1部 技術講演会
10時00分~12時00分
講師
福本 英一郎 氏北九州道路公社 参与 講演題目
若戸大橋のケーブル補修および補剛桁鋼床版連続化工事について
講師
牟田口 拓泉 氏株式会社IHIインフラシステム 現場代理人 講演題目
第1、第2ボスポラス大橋の大規模補修工事について会場
ウェルとばた 81、82会議室参加者
41名第2部 現場見学会
13時00分~15時00分
案内
北九州道路公社、IHIインフラシステム ご担当者様工程
ウェルとばた・・・バス・・・わかちく資料館→若松側橋台→アビュレットブリジアム→補剛桁→ケーブルキャッウォーク→戸畑側橋台・・・バス・・・ウェルとばた
参加者
41名 |
(1)若戸大橋のケーブル補修および補剛桁鋼床版連続化工事について(講師 福本英一郎氏)
Q:腐食疲労とは?
A:腐食環境下において疲労強度が低下する現象。
Q:維持管理の中で耐震補強についてのどのように考えているか?
A:委員会の先生方にご意見を伺いながらダンパーの設置や主塔の補強を計画中である。
Q:主ケーブルの素線に破断が見られるが許容できる期間などの考えは?
A:当橋梁の素線はより線のため一本が破断しても直ちに応力が抜けることはないが、許容される期間や復旧方法については今後の課題である。
Q:施工中の耐震性については考慮されているのか?
A:断面補強を行った後に連続化を実施するため連続化されるまでは従来の構造での耐震性能で問題ないと考えている。
Q:若戸大橋の維持管理を通して後進の技術者におくるメッセージがあればお聞きしたい。
A:橋梁の維持管理に携わる皆に見に来てほしい。この橋を先例として勉強し将来に備えることが重要。いずれ行く末自分の親を看るのと同じである。
(2)第1、第2ボスポラス大橋の大規模補修工事について(講師 牟田口拓泉氏)
~都合により非公開とします~
日時 | 平成28年6月24日(金)14時~19時 |
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場所 | 山口大学常盤工業会館 |
日程 |
総会
14時00分~14時20分
基調講演
14時30分~16時30分
講師
海田 辰将 氏徳山工業高等専門学校 土木建築工学科 講演題目
熊本地震における地盤・構造物被害講師
高木 優任 氏新日鐵住金株式会社 橋梁開発技術室長 講演題目
鉄鋼材料の製造技術の進歩と橋梁用高性能鋼の利用技術参加者
55名懇親会
17時~19時
参加者
29名 |
基調講演での質疑内容
(1)熊本地震における地盤・構造物被害(講師 海田辰将氏)日時 | 平成28年2月17日(水)14時~19時 |
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場所 | 常盤工業会館 2階会議室 |
日程 |
第1部 技術交流会
14時~17時
テーマ
興産大橋・宇部興産専用道路の過去・現在・未来講師
住居 孝紀氏トキワシビルテクノ技術士事務所 講演題目
興産大橋の建設記録ビデオ上映と設計・施工講師
田中 滋氏宇部興産コンサルタント株式会社 講演題目
興産大橋と宇部興産専用道路橋梁の現状と維持管理講師
和多田 康男氏宇部興産機械株式会社 講演題目
宇部興産専用道路橋梁の寿命予測パネルディスカッション
興産大橋から見た土木鋼構造物の過去・現在・未来
コーディネーター 山口大学大学院 パネラー
海田 辰将氏徳山工業高等専門学校 住居 孝紀氏 トキワシビルテクノ技術士事務所 田中 滋氏 宇部興産コンサルタント株式会社 和多田 康男氏 宇部興産機械株式会社 参加者
48名第2部 意見交換会
17時30分~19時
内容
参加者によるフリーディスカッション参加者
30名 |
日時 | 平成27年11月25日(水) 10時30分~15時30分 |
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場所 | 関門橋リフレッシュ工事現場(山口県下関市~福岡県北九州市) |
見学内容 | 関門橋のリフレッシュ工事(塗替塗装、疲労き裂対策) |
日程 |
第1部 特別講演会
10時30分~12時30分
講師
村上 己里先生元徳山工業高等専門学校教授 講演題目
関門橋の設計と施工について講師
今村 壮宏氏西日本高速道路株式会社 講演題目
関門橋のリフレッシュ工事について会場
海峡メッセ下関 804会議室参加者
42名第2部 現場見学会
13時30分~15時30分
案内
西日本高速道路株式会社 今村壮宏氏、他職員担当者様工程
(A班)海峡メッセ下関・・・バス・・・みもすそ川公園→関門橋主塔・塔頂→点検車→補剛桁→アンカレイジ→壇ノ浦PA・・・バス・・・海峡メッセ下関(B班)A班の逆 参加者
41名 |
日時 | 平成27年6月12日(金)13時10分~19時 |
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場所 | 山口大学常盤工業会館 |
日程 |
総会
13時10分~13時40分
基調講演
14時30分~16時30分
講師
藤山 一郎氏山口県 土木建築部 講演題目
山口県の社会資本整備について講師
岩崎 哲也氏株式会社大林組 広島支店 講演題目
東京スカイツリー®の建設~世界一の高さへの挑戦~参加者
57名懇親会
17時~19時
参加者
30名 |
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